背景

BB戦士三国伝

ガンダム派生作品、SDガンダムを語る

日本を代表する作品としてその地位を確固たるものとしているガンダムシリーズ、派生作品も多い中で一際異彩を放っているのが『SDガンダムシリーズ』ではないでしょうか。このサイトではそんなSDガンダムの魅力を紐解きつつ、考察していきます。

背景

三国志の世界観で

SDガンダムの商品展開は現在まで行われ続けていますが、中にはギャグなどの要素は多少なりとも含んでいるものの、基本的に胸熱な展開が目白押しのみごたえある作品もある。機動戦士SDガンダムという作品は一種のパロディと見るべきだ。何せ作中ではシャア専用ザクも活躍するのですが、原作とはかけ離れたオモシロすぎる姿が描かれているのでギャップに耐えられないという人もいそうだ。ただ個人的には良く声優さんが演じたのが気になるところではある。何しろ近年の作品ではシャアが完全にボケキャラとして活躍する作品もあり、原型を留めない残念イケメンに成り下がっている姿を見た時は、がっかりを通り越して見てはいけないものを見た気分だった。

そんなことはない、純粋に一つの作品として面白いのが2007年より少年ボンボンから連載されてより子どもたちを中心に人気を博している『BB戦士三国伝』は真面目に面白い。

コンセプトとして

三国伝という単語を見れば分かるように、今作では中国では有名すぎる三国志演義をモチーフにしたSDガンダムの派生作品として世に送り出されています。登場するガンダムも歴代の作品に登場したガンダムの中で人気を博しているモデルに焦点を当て、それぞれが三国志にて活躍した名武将たちに役割を当てて物語は進行する。

ここで少し変わっているのが、今作で武将を当てはめられているSDガンダム達は『与えられた役割を演じている』という設定になっており。ガンダム達で三国志の世界を公演しているという風に見るのが正しい見方だという。これまでにない派生作品の風潮となっていますが、それはそれで面白そうだ。

そんなBB戦士三国伝についてですが、これまでに発表された作品によってストーリーが異なっています。基本は史実にあるように群雄割拠の時代において男たちが天下を取るために死闘を繰り広げるとい点は含めても、どのように物語が動いていくのかは微妙に違うので、まずそこから見ていこう。

発表されている作品の物語

風雲豪傑編

三璃紗の時代、『翔』・『機駕』・『轟』の三国が成立する以前の時代において、董卓という武将は暴虐の限りを尽くし、その時代において霊帝と呼ばれたものを暗殺、太師を名乗るまでになっていた。しかし翌年には暗殺したことが知られるようになり、董卓を滅ぼさんとばかりに曹操を始めとした反董卓連合を結成していく。そんな中には、後に翔を統治して後の世に龍帝とまで呼ばれるようになる劉備の姿もあった。

英雄激突編

董卓を打倒し、反董卓連合が解散すると各々の英雄たちはまた自分たちの領土を広げるための勢力争いに没頭していった。その中で孫権の息子である孫策は父を失ったがために求心力を失いつつある中で江東の平定を目指し、曹操は河北の袁紹と官渡にて激突する。一方劉備は1人故郷から離れて荊州へと写り、名軍師と謳われた孔明の元を訪ねるのだった。

戦神決闘編

赤壁の戦いは劉備・孫権軍の勝利に終わり、やがて翔・機駕・轟という三国時代を迎えるのだった。そんな中で曹操と共に行方がわからなくなっていた翔裂帝劉備はいまだ消息が掴めておらず、翔の玉座はいまだ空白のままだった。その頃早々の息子である曹丕が統治する機駕の台頭は西へと進んでいく。焦土と化した西涼の地に1人、曹丕に対して強烈な復讐心を持つ侠の姿があった。

現在までに発表された中で

史実をそのままに再現している、というわけではないにしてもガンダムが三国志という物語を舞台にして活躍している様は見ていて心踊らされます。中でも三国志を昔から読んでいて、実際にファンだという人にはたまらない作品でしょう。連載されていた雑誌は小学生を対象としたコミック誌ではあるものの、今作をきっかけに三国志を実際に読むようになったという人もいるのではないか。三国志を呼んだことのある人なら見たことのある名武将たちの名前に、どんなガンダムが宛てがわれているのかも気になるところだ。

あまり最新すぎる作品は適応されていないものの、90年代までに放送された作品のガンダムが劇中で登場すれば、その頃からファンだという人たちにとっては大変面白い作品と言えます。既にシリーズとしては完結しているので、興味がある人は最初から見ていくとより面白さを実感できるでしょう。

また本作はメディアミックス展開として、1年間というスパンでテレビアニメも放送されていた。2010年から1年間とそれなりに古いものの探せば見つかる作品となっているので、時間がある時に見てもガンダムであってガンダムではない作品の良さに驚かされるでしょう。